米国株が魅力的な理由をイノベーションの観点で説明します
こんにちは、ばらかん(@barakam63)です。
今回は、「イノベーション」の観点から米国株が魅力的である理由についてお話ししたいと思います!
・米国株が強い理由
・イノベーションが大事な理由
・米国はイノベーションが生まれやすい環境
では、いきます♪
米国株が強い理由
みなさん、投資先を選ぶときに国や地域で選ぶことがありますよね?
先進国、新興国、日本など投資先は幅広いです。
特に米国株は非常に人気があります。
・S&P500やNYダウなどの指数が、長期的に見ると右肩上がりだから
・高配当銘柄、連続増配銘柄が多いから
・リーマンショック以降も力強く上昇している
などなど
確かに魅力的♪
この魅力を裏付けるかのように米国にはこんな特徴があります。
・GDPが20年連続世界1位
・人口増加で今後も経済成長が続く
・世界の時価総額上位は米国企業
・イノベーションが生まれやすい環境
などなど
強いですね。個人的にはバスケのアメリカ代表ぐらい強いと思ってます笑。
特に、シリコンバレーを中心に「イノベーションが生まれる」のは強いですね。
なぜイノベーションが大事なのか
そもそも企業価値の向上、さらには経済成長になぜイノベーションが大事なのかをお話しします。
経済成長とイノベーションの関係性については、経済成長論のソローモデルで話されています。
ソローモデルは、ノーベル経済学賞を受賞したロバート・ソローという方が提唱した理論で、以下の3つの要素が経済成長に影響を与えると述べられています。
1. 労働投入量(人)
2. 資本投入量(お金・機械設備)
3. 技術進歩
この3つの中でも特に重要視されているのが「技術進歩」になります。
ソローモデルでは、「技術進歩と経済成長率は比例する」と言うぐらい技術進歩を重要視しています。
技術進歩には破壊的イノベーションが鍵になる
ところで、みなさん
「イノベーション」という言葉ってふんわりしてませんか(唐突)?
なんとなく分かるけど、ふんわりしとる
イノベーションという言葉はすごくザックリしているのですが、色々種類があります。
有名なものを挙げると、
・持続的イノベーション
・破壊的イノベーション
・オープンイノベーション
・ユーザーイノベーション
この4つの中で、世間一般の人がイメージするイノベーションに該当するのが、「破壊的イノベーション」になります。
破壊的イノベーションとは
破壊的イノベーションは、 米ハーバード・ビジネススクールのクレイトン・クリステンセン教授が出版した「イノベーションのジレンマ(※)」という書籍の中で定義された言葉です。
【破壊的イノベーションとは】
従来の価値基準の下では従来製品よりも性能を低下させるが、新しい異なる価値基準のもとでいくつかの優れた特長を持つ新技術のこと。
少し難しい定義ですが、簡単に言うと「今ある製品やサービスにとって変わる、もしくは、衰退させるような製品・サービス」のこと
イメージできましたか?
まだちょっとイメージしづらい
それでは、実際の事例で説明しましょう
それではいきます♪
(※)本の内容としては、「大企業が市場変化や技術革新に直面したとき、成長するための課題や打開策を提示する」という内容です。企画・製品開発・マーケティング系の方は読んで損はないと思います。
事例1 : iPhone
今では使っているのが当たり前になっているApple社のiPhone。
iPhoneが誕生する前は、携帯電話(ガラケー)を使って連絡をとるのが普通でした。
しかし、iPhoneは通話やメールに加え、高性能カメラ、音楽プレイヤー、ネットサーフィン、電子書籍などを高速で利用できる小型コンピュータでした。
結果としてiPhoneは、携帯電話市場、カメラ市場、パソコン市場、紙媒体などあらゆる既存事業に影響を与えています。
これらの既存事業がなくなったわけではありませんが、iPhoneの登場によって市場規模に影響を与えています。
事例2 : ウォークマン
SONYが発売したウォークマンも有名な事例です。
ウォークマンが発売されるまでは、「音楽は家にあるステレオセットで聴く」というのが普通でした。
今では当たり前ですが、「移動中に音楽を聴く」という文化はなかった時代です。
しかし、ウォークマンはそれまではなかった「移動中に音楽を聴く」という行動を生み出しました。
さらに、ウォークマンの場合にはCD何枚分もの音楽を手軽に持ち運べるということもあり、爆発的なヒット商品となっています。
破壊的イノベーションは企業の成長に直結する
iPhoneの例が分かりやすいと思いますが、破壊的イノベーションは中小企業やスタートアップを大企業へと変貌させる可能性を秘めています。
Apple社の時価総額の推移を見てみましょう。
他社の推移も混じっていますが、水色の線がApple社の時価総額推移になります。
初代iPhoneが発表された2007年前後から、時価総額が急激に上昇しているのが分かります。
このような結果から、イノベーションを生み出す力が高い国や地域は、投資対象として非常に魅力的だと感じませんか?
イノベーションの観点で見ると米国が魅力的
ここからは、イノベーションという観点から見ても「米国株って魅力的だよね」というお話になります。
イノベーション力が高い
東洋大学では、「グローバル・イノベーション・ランキング」というものを発表しています。
このランキングは、イノベーションのための政策展開や企業の経営方針策定に貢献してほしいという目的で作られたものです。
世界60か国を対象にしており、国際調和、市場動向、技術革新、人間力、関連政策という5項目で評価しています。
この5項目の中で、「破壊的イノベーション」を生む力に関わるのが、市場動向と技術革新です。
この2項目は以下のような意味を持っています。
・市場動向
起業のしやすさ、企業のイノベーション力、VC投資、新技術の取入れ意欲
・技術革新
特許出願数、研究開発投資額、R&D技術者
そして、アメリカは市場動向3位、技術革新2位という結果です。
アメリカのイノベーション力の高さが研究結果でも出てますね♪
参考 : 東洋大学グローバル・イノベーション・インデックス、 グローバル・イノベーション・ランキング 2019 について
シリコンバレーの存在
アメリカにはIT企業・スタートアップの聖地と呼ばれるシリコンバレーがあります。
Apple、Google、Facebook、Intelといった超有名企業やUber、Airbnbなどの企業もシリコンバレーに拠点を構えています。
近年、米国の経済成長を支えてきたような企業が目白押しです。
なぜ、シリコンバレーに集まるかというと、「チャレンジできる環境」だからです。
【シリコンバレーの特徴】
・エンジェル投資家やVCから投資を受けやすい
・失敗から何を学び、どう活かすかを重視
Facebookの創始者であるマーク・ザッカーバーグ氏も、Facebookを立ち上げた際には「投資家から投資を受けるため」という理由でシリコンバレーに拠点を構えたと言っています。
シリコンバレーはイノベーションのための環境とも言えますね。
やっぱり米国株は魅力的
ここまでの内容を振り返ってみると、
・ 経済成長には技術進歩が重要
・ 破壊的イノベーションは企業を変貌させる
・ シリコンバレーはイノベーションが生まれやすい
これらの理由から、アメリカは投資対象として魅力的だと、考えているわけです♪
最後に
今回はイノベーションという観点から米国株って魅力的だよねという内容をお話ししました。
実際のところ、イノベーションだけではなくて、人口やGDPの面などトータルで見ても魅力的ですよね!
ということで、今回の内容はこれで終わりになります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ではでは、('ω’)ノ
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