日銀がETFを購入する理由を3分で解説します

2020年3月26日投資コラム, 資産運用日本銀行, 金融緩和, ETF

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こんにちは、ばらかん(@barakam63)です。

2020年3月16日に日本銀行が「年間でETFを12兆円購入することを目標とする」と発表しました。

これまでは年間6兆円を目標としていたので、倍の金額になります。

ですが、「そもそも何で日銀がETFを買うの?」と疑問を持つ方もいるかと思います。

そこで今回は、日銀がETFを購入する理由を簡単にご説明したいと思います。

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日本銀行の役割

そもそも日本銀行は何のために存在しているかというと、「物価の安定」と「金融システムの安定」になります。

物価の安定は、「経済成長のためには物価上昇が必要だが、消費者がついてこれなくならないように、丁度良いバランスを保つよう努めること」です。

金融システムの安定は、お金の受け払いや貸し借りの仕組みが正常に機能している状態のことです。

日銀がETFを購入する理由は「物価の安定」が主となっています。

日銀がETFを購入する理由

物価上昇

日本はこれまでデフレに苦しんできたということもあり、日銀は「年間物価上昇率2%」を目標としています。

ETFを購入するということは、日銀は自分のお財布の中にあるお金を対価としてETFを購入し、日銀が払ったお金は市場に出回ります。

市場に出回ったお金は最終的にETFを構成する企業に渡るので、

株価の上昇→市場の安定化→物価の上昇

を狙うというわけですね。

※ETFは株式や債券の詰め合わせパックなので、間接的に企業に投資していることになります。

株式市場の安定化

先ほどは「物価上昇のために市場に出回る貨幣の量を増やす」という話をしましたが、貨幣の量は多すぎてもダメだし、少なすぎてもダメです。

なぜなら、

・貨幣が少なすぎる
→ デフレが進む
・貨幣が多すぎる
→ インフレが進み過ぎる

このような理由から、貨幣量丁度良いラインを保つ必要があります

例えば、暴落が起きたときには投資家はこぞって保有している株式を売却し、市場の貨幣は減っていき、株価は下落の一途を辿ってしまいます。

そのまま何もしないと不景気に入り、デフレも進みます。

そのため、貨幣の量を丁度良いラインに保つために金融政策を打つわけです。

その政策の中の1つに「ETFを購入して市場に出回る貨幣を調整する」というものがあり、近年日銀は物価上昇を目的として使ってきました。

さらに、株価が下落していく局面では、下がり過ぎないよう日銀がお金を出して株式市場にお金を投入していくわけです。

日銀のETF購入の歴史

日銀がETFを購入するよう決めたのは2010年12月です。

2010年はギリシャ危機が起きたころで、日経平均株価も7054円と歴史的な安値に突入して、1万円前後をふらふらしていました。。

どこまで下落するのか分からないという不安から投資家達が売る中で、日銀は「日本の株価指数に連動するETFを購入する」という選択をしています。

理由は「投資家達の不安を和らげ、株式を買いやすくする」という買い支えになります。

つまり、リーマンショックやコロナショックのように株価の下落が続いているような場面では、株価を安定させようとETFを購入するという策を打つのです。

最後に

ここまで簡単にですが日銀がETFを購入する理由をお話ししてきました。

日銀の役割は
・物価の安定
・金融システムの安定
日銀がETFを買うのは
・物価上昇と市場の安定化のため
・株価下落に対する買い支えのため

今回の内容が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

それでも、今回はこれで終わりになります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ではでは、('ω’)ノ

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