「お金は寝かせて増やしなさい」を紹介します(感想あり)
こんにちは、ばらかん(Twitter @barakam63)です。
今回は水瀬ケンイチさん著の「お金は寝かせて増やしなさい」をご紹介します。
インデックス投資を実践するにあたっては一度は読んでおくべき書籍になります。
それではいきます♪
水瀬ケンイチさんってどんな人?
水瀬ケンイチさんは、個人投資家でありブロガーさんでもあります。
金融業界に勤めてはいませんが、長年インデックス投資を実践されています。
また、有名なブロガーさんでもあり「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」というブログを運営されていて、インデックス投資の実践記を書かれています。
今回紹介する「お金は寝かせて増やしなさい」以外にも、「ほったらかし投資術」(山崎元氏との共著)という書籍を出版されています。
どんな人向け?
「お金は寝かせて増やしなさい」は以下のような方向けの書籍になります。
・投資初心者の方
・投資信託に興味がある
・インデックス投資を学びたい
・楽に投資をしたいと思っている
「投資を勉強しようと思ってる」や「最近投資を始めた」といった初心者の方におすすめしたい本になります。
もちろん、すでに投資をしていて「インデックス投資を取り入れてみよう」と考えている方にもおすすめです。
数少ないインデックス投資の記録書
「お金は寝かせて増やしなさい」は数少ない「長期投資を実践した記録」になります。
「ウォール街のランダム・ウォーカー」や「敗者のゲーム」、「投資で一番大切な20の教え」のようなインデックス投資を勧める名著は多数ありますが、実際の投資記録が収録されていることは少ないです。
また、上記の書籍たちは原書は海外の書籍で、そこから和訳されていることやボリュームも多いことから、初心者の方が読むには体力がいります。
その点本書では、初心者の方にも分かりやすいように簡潔に説明されています。
本書を読むことで、具体的な実践方法、お金が増える理屈、出口戦略まで一気に理解が進むと思います。
ときどき読み返してる内容
それでは、個人的にときどき読み返している2つのテーマを簡単にご紹介します
涙と苦労のインデックス投資家15年実践記
水瀬ケンイチさんが実際に体験したことを、当時のニュースとともに振り返る内容になります。
2004年の優れたインデックスファンドが無かった時代や2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災から2012年~2016年までのV字回復など当時の状況や感じたことを述べられています。
様々な相場を経験した上で、「インデックス投資家の仕事は『売りたくなった時に我慢すること』」という非常に大切なことを教えてくれます。
理論や研究も確かに大切ですが、実際に経験された方の言葉なので非常に納得感があります
貴重情報! インデックス投資の終わらせ方
実際にリタイアの場面が訪れたら、これまで積み立ててきたお金を切り崩していくことになります。
その際の戦略である出口戦略について書かれている内容になります。
日本ではインデックス投資は比較的新しい投資法であることから、長年実践し実際に切り崩しのフェーズまで進んでいる人が少ないという特徴があります。
そのため、出口戦略について書かれている書籍は少ないのですが、本書では具体的な出口戦略が複数パターンで書かれており、非常に勉強になります。
まとめ
実は、この記事を書いているのはコロナショックで相場が荒れまくりのときなのですが、こんな時こそ読んでおくべき一冊だなと感じました。
たまたまタイミング良く読み返してた笑
資本主義経済は、人々の「豊かになりたい」という尽きない欲望をエンジンに、企業が製品・サービスを生産し、付加価値を踏み出すことで。拡大再生産されていきます。株価がどうなろうと、です。
「お金は寝かせて増やしなさい」水瀬ケンイチ著, 2017
この言葉は、「人が豊かになりたいと望む限り、経済は成長していく」ことを示唆しています。
書籍の中でも取り上げられていますが、暴落時には暴落をネタにして本を売って一儲けしようとする人もいて、それこそ人が豊かになりたいと望んでいる証拠です。
このように経済は常に成長を続けていき、それを肌で実感してきた方の貴重な実践録は、一度は読んでおきたいですね♪
今回の内容はこれで終わりになります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ではでは、('ω’)ノ
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