【資産運用】若い人に有利なつみたてNISAを解説します
こんにちは、ばらかん(@barakam63)です。
今回は、つみたてNISAについてお話しをします。
こんな疑問に答えます。
● つみたてNISAの特徴は?
● NISAと何が違うの?
● 注意したいポイントは?
結論を先に言うと、以下になります
● 若い人ほどつみたてNISAで将来への資産形成をしよう
NISAって?
NISAは少額投資非課税制度のことを言います。
イギリスでは同じような制度でISAというものがありますが、それの日本版になります。
投資をして利益が出ると約20%の税金がかかりますが、その税金が非課税になる制度です
また、非課税制度にはNISAとつみたてNISAの2種類あります。この2つについて説明していきます。
NISAとつみたてNISAの違い
日本では、投資で利用できる非課税制度にはNISAとつみたてNISAがあります。
名前は似ている2つの制度ですが、共通点と異なる点があります。
共通点は以下の3点になります
① 投資で得た利益が非課税になる
② 自分の好きなタイミングで売却可能
③ 日本に住民票がある人なら誰でも利用可能
1番のポイントはやはり非課税になる点です。
注意したいのは、非課税にするには投資額や運用期間などの制限があります。
また、NISAとつみたてNISAで制限が異なります。
NISAとつみたてNISAの違いは以下になります。
制度 | 投資上限額 | 運用期間 | 投資方法 | 選べる商品 |
NISA | 120万円/年 | 5年 |
一括購入または積立 |
国内外株式、投資信託など |
つみたてNISA | 40万円/年 | 20年 | 積立のみ | 厳選された投資信託のみ |
投資上限額の違い
NISAとつみたてNISAでは、年間に株式や投資信託を購入できる上限額が決まっています。
NISAの場合は年間120万円まで、つみたてNISAの場合は40万円までになります。
この上限額の注意点は、NISAやつみたてNISAで購入した商品を売却しても、利用額は戻らないという点です。
例えば、NISAを利用して投資信託を30万円分購入して、数ヶ月後に利益が出たので売却したとします。
このとき、投資可能額は残り90万円となります。NISAで購入した商品を売却したからといってNISAで購入できる可能額は戻りません。
つまり、NISAやつみたてNISAで購入した商品を売却したとしても、投資上限額は次の年になるまで元に戻りません
運用期間
NISAやつみたてNISAは運用期間に上限があります。
NISAの場合は購入してから5年経過するまでに、一度商品を売却しなければなりません。
つみたてNISAの場合は20年間です。
つみたてNISAは長期の資産運用を促すことを目的とした制度になるため、投資可能額は40万円とNISAに比べて少ないですが、運用期間は20年間と長くなっています。
投資方法と選べる商品
NISAは上限額を超えない限り、一括購入でも積立での購入もできます。
また、株式や投資信託、ETFなど様々な商品を購入できます。
一方、つみたてNISAは積立による購入のみ、かつ、厳選された投資信託しか購入できません。
金融庁のホームページにつみたてNISA対象になる商品が掲載されています。
つみたてNISAの商品は優良商品
つみたてNISAで購入できる商品は、初心者でも購入しやすいように商品が厳選されています。
販売年数や純資産総額、購入手数料など金融庁が一定の基準を設けているため、若い人や投資初心者でも購入しやすく、ローリスクの商品が選定されています。
「商品が多すぎて何を買えば良いのかわからない」という人にも購入しやすいようになっています。
つまり、つみたてNISAは投資のハードルをぐっと下げてくれる制度になっています。
つみたてNISAのデメリット
つみたてNISAにもデメリットはあります。
以下、つみたてNISAのデメリットになります。
① 元本割れの可能性はゼロではない
② 通常口座との損益通算ができない
①については当然と言えば当然かもしれません。預金のように元本保証しているわけではないので、元本割れのリスクは伴います。
しかし、分散投資を活用してリスク分散をすれば元本割れのリスクを下げることは可能です。つみたてNISAは「ドルコスト平均法」という投資手法でリスク分散をしています。
以下の記事でドルコスト平均法について説明していますので、一度読んでみてください。
②の損益通算ができないは少し難しい内容になります。
売却時に損が出た場合、通常口座であれば将来3年間分の利益と合算(損益通算)してから課税されます。
しかし、NISAやつみたてNISAでは通常口座との損益通算ができません。
まとめ
ここまでつみたてNISAについて説明してきました。
以下に特徴をまとめます。
● 長期の資産形成に向いている
● 初心者向けの投資信託が厳選されている(ローリスク・ローリターン)
● 元本割れのリスクがある
● 損がでても損益通算ができない
この記事が少しでもお役に立てたらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではでは、('ω’)ノ
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