グローバル3倍3分法ファンドを評価してみた

2020年3月16日銘柄分析,投資信託・ETF,資産運用投資信託,グローバル3倍3分法ファンド

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こんにちは、ばらかん(@barakam63)です。

今回は、最近話題の投資信託「グローバル3倍3分法ファンド」を調べてみたので記事にしました。

2020年1月18日に発表された「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」で第7位に選出されています!

記事の最後で個人的な感想も書いていきたいと思います。

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グローバル3倍3分法ファンドって?

グローバル3倍3分法ファンドは、レバレッジをきかせた商品です。

資産総額の3倍の取引を行うので「3倍」というのが商品名についています。

レバレッジを効かせるので値上がりしたときのリターンは大きくなりますね

もちろん、値下がりしたら通常より損は大きくなりますね

ファンドのプロフィール

基本的な情報をまとめました

運用会社:日興アセットマネジメント
投資地域:グローバル
投資形態:ファンド ・オブ・ファンズ
信託期間:2028年9月21日まで

ファンド・オブ・ファンズなんですね。

この時点で「手数料高いので無しでは?」と思ってしまいました笑

●ファンド・オブ・ファンズ
 投資信託に投資をする商品のこと。個人投資家から見ると投資信託の手数料を2重に支払うことになるので、株式や債券に投資をする投資信託よりもコストが高くなる。

ここからは日興アセットマネジメントの資料をお借りしながら見ていきたいと思います。

資産配分

株式や債券、REITを組み合わせたバランス型ファンドです

目論見書より引用

資産配分からも分かる通り、投資資産規模は300%となっています。レバレッジの3倍ですね。

特徴的なのが債券の比率が非常に高いです。

レバレッジをかけて積極的にリターンを狙うかと思いきや、債券の割合を高めてリスクを軽減しているといった感じですね

基準価額と純資産総額の推移

基準価額と純資産総額を見てみましょう

引用:マンスリーレポート

基準価額、純資産総額ともに順調に上昇しています。純資産総額は2020年1月20日時点で3900億円近くになっています。

2018年末は世界的に株安でしたが、債券の比率が高くなっているおかげかそこまで下落していない印象です。

リターン

リターンを見ていきます。

設定来(2018年10月〜)で騰落率は24.4%となっています。

まだ新しいファンドなのとここ1年間は何を買っても基準価額は上がりやすかったので、リターンが良いファンドかは判断できませんが良好です。

コスト

つぎにコストを見ていきましょう

目論見書より確認した結果、以下のようになります。

① 購入時手数料
 → 3.24%(税抜3%)以内、消費税10%の場合3.3%
② 信託報酬
 → 年率0.4752%(税抜き0.44%)
③ 信託財産留保額
→ なし

信託報酬はレバレッジを効かせた商品かつバランス型ファンドということを考えると安めな印象です。

ただ、購入時手数料無料化の流れで、3%超えは個人的には厳しいです笑

個人的な評価

ハイリスクハイリターンですが、債券の比率を高めてしっかりリスク軽減をしているので悪い商品ではないと思います。

ただ、信託期間が10年であることや、これまでの実績が少ないことから長期投資には向いていないなと感じます。

となると、買い時と売り時の判断も大切になるので積立投資で簡単に投資したい初心者の方には向かないですね。

初心者の方はつみたてNISA確定拠出年金で運用するのが良いかなと感じます。

個人的には資産配分は自分で決めたかったり、長期投資に向いてないなど色々あるので買いません笑

ということで、今回の記事はこれで終わりになります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

ではでは、('ω’)ノ

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