【投資信託】基準価額ってなに?

2020年3月16日投資信託・ETF,資産運用資産運用,投資信託,基準価額

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こんにちは、ばらかん(@barakam63)です。

投資信託を調べていると出てくる「基準価額(きじゅんかがく)」という言葉があります。

つみたてNISAや確定拠出年金、投資信託など資産運用をする上で大事な言葉になるので、ぜひ本記事を読んでみてください

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基準価額とは

基準価額は、投資信託の値段のことです。基準価額の多くは1万口あたりの金額を表していることが多いです。

つまり、基準価額が1万円であれば1口あたり1円になります。

※「口」とは投資信託を購入する単位になります。「リンゴを1個買う」と同じように、「投資信託を1口購入する」という使い方をします

基準価額の計算方法

基準価額がどのように計算されているかを説明します。

基準価額は、「純資産総額」を「総口数」で割った値です。この場合は、1口当たりになるので1万口あたりの値段を基準価額とする場合には、1万倍します。

純資産総額:ファンドが運用している株式などの時価評価額の総額に利息と運用費用を加えたもの。純資産総額が多いほど人気のあるファンドと考えることができます。

総口数:ファンドを所有している投資家が購入している口数の合計

時価評価額:株式や債券など金融商品の現在価値。100円の株式を1000株買ったら10万円ですが、株価が150円に上昇したら時価評価額は15万円になる。

基準価額はどこを見ればわかるか

基準価額は証券会社やファンドの運用会社のホームページなどで見ることができます。Googleさんなどの検索エンジンでファンド名を検索すると、検索結果に出てきます。

また、基準価額は1日1回夜に公開されるので朝の電車の中などで確認しましょう。

基準価額が変化する理由

株価と同じように基準価額も日々、変化しています。基準価額が変化するのにはいくつかの理由があるので説明していきたいと思います。

運用損益

運用損益は、ファンドを構成している株式や債券の時価評価額から影響を受けます。

株価や債券の時価評価額が上がれば、ファンドの純資産総額が増加するので基準価額も上昇します。逆に、時価評価額が下がれば純資産総額が減少するので基準価額も減少します。

この運用損益を把握するには、ファンドを構成している株式や債券は何なのかを確認しましょう。ファンドの目論見書に記載されているので、投資信託を購入する際には必ず確認しましょう。

目論見書:投資信託の目的や運用方針、構成する株式や債券が記載されている。投資信託を買う前には必ず読むべし

分配金の支払い

投資信託で発生した収益は、ファンドを保有している投資家に分配金という形で支払われます。

分配金がどこから支払われているかというと、ファンドの資金から支払われています。そのため、分配金が支払われると純資産総額が減少します。

純資産総額が減少するので、結果的に基準価額が減少します。

再投資型投資信託であれば、分配金を受け取らず収益を継続して運用資金に充てることができるので、基準価額の減少にはつながりません

運用費用の支払い

運用費用はファンドを実際に運用している人に支払う費用です。

購入時手数料や信託報酬といったコストですね。

運用費用もファンドの純資産から払われるので、基準価額が下がる原因になります。

まとめ

今回は投資信託の基本である「基準価額」について解説しました。以下に今回の内容をまとめます。

● 基準価額とは投資信託の値段のことで、
  1万口あたりの金額で表されることが多い
● 基準価額 = 純資産総額 ÷ 総口数
● 基準価額はさまざまな要因で変化する
 - 運用損益
 - 分配金
 - 運用費用

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ではでは、('ω’)ノ

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