純資産総額で分かる買ってはいけない投資信託

資産運用投資信託, 純資産総額

netasset

この記事は約 5分で読み終わります。

こんにちは、ばらかん(@barakam63)です。

今回は投資信託の純資産総額についてお話しします。

純資産総額を見ないで投資信託を購入すると、「実はダメな商品だった」となるかもしれません。

そこで今回は、「純資産総額のココを見ましょう!」というポイントを紹介します。

この記事で分かること

① 純資産総額の意味
② 純資産総額を見るときのポイント
③ 純資産総額の大きさごとの特徴

スポンサーリンク

純資産総額とは

純資産総額は簡単に言うと、「投資家から集めた資金の合計」になります。

もう少し詳しく言うと、 ファンドが運用している株式や債券などの時価総額に利息と運用費用を加えたものです。

また、純資産総額は「基準価額 × 口数」で計算され、日々変動していきます。

純資産総額が変動する理由は主に以下になります。

純資産総額の変動理由

① 投資信託の運用成果の良し悪し
② 投資家の購入/売却

運用成績が良ければ純資産総額は増え、逆に運用成績が悪ければ下がります。

これは、ファンドを構成している株価や債券の価格変動の影響を受けているためです。

ファンドの運用成績については基準価額を見てみましょう。

基準価額が下落し続けているような場合には、運用成績が良くない可能性があります。

また、購入する投資家が多くなれば純資産総額は増え、売却する人が増えたら減ります。

これは、投資家の購入や売却によって口数が変化するためです。

純資産総額を見るときのポイント

では、純資産総額を見るときのポイントを紹介していきます。

ポイントは2つあり、「純資産総額の金額」と「これまでの推移」になります。

金額

純資産総額の目安は最低でも「50億円」を見ておきましょう。

これは、つみたてNISA対象になるための要件でもあります。

つみたてNISAで購入できる投資信託は、金融庁が選んだ優良商品になります。

つまり、「金融庁の基準をベースにすれば変な商品ではないよね」という考え方です。

設定から1年も経過していない場合は少なくてもしょうがないのですが、2年以上経過していて50億円超えていないとなると「大丈夫?」となります。

また、純資産総額が30億円以下だとファンドマネージャーの給料である信託報酬の割合が増えたり、運用成果が不調になりがちという話もあります。

純資産総額の推移

純資産総額の推移は、右肩上がりの商品を選びましょう。

例として、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」を見てみます。

楽天証券より引用

緑色の部分が純資産総額を表していますが、順調に右肩上がりなのが分かりますね。

特に、緩やかであることが理想的です。

逆に、右肩下がりの商品は「運用状況が悪く、解約が多いファンド」となります。

特に、「最初は純資産総額がすごく高かったのに、そのうち50億円を下回っている」という高低差の激しい商品はNGです。

例えば、こんな感じの商品です。

楽天証券より引用

最初だけ純資産総額が大きくなり、一気に下降してますね。

名指しで批判するのは気が引けるので商品名は控えますが、このような商品に出会ったらすぐに「戻る」ボタンを押しましょう。

【要注意】右肩上がりだけど、基準価額が下がっている

先ほど、純資産総額は右肩上がりの投資信託を購入しましょうというお話しをしました。

ただし、1点注意したい特徴があります。

それは「純資産総額は右肩上がりだけど、基準価額が下がっている」です。

どういうことか説明します。

基準価額は運用成績や分配金等で変化します。

つまり、基準価額が下がっている場合には

  1. 運用成績が良くない
  2. 分配金を出しすぎている

ことが考えられます。

上記のようなファンドは投資家にとってデメリットになります。

もし、「最近人気があって、純資産総額も大きくなっているんですよ」と勧められても、鵜呑みにしないようにしましょう。

純資産総額が大きければ良いのか

ここまでの内容を見ると、「結局、純資産総額は大きければ良いんじゃないの?」と思われるかもしれません。

確かに、金額が大きいのは良いのですが、大きくなりすぎると良くないこともあります。

また、「純資産総額が大きい = ファンドの運用成績が良い」というわけでもありません。

そこで、純資産総額が小さい場合、大きすぎた場合で起きることを説明します。

純資産総額が小さい場合

金額が小さい場合に1番怖いのは「繰上償還」です。

繰上償還は、予定していた信託期間より早く運用を止めて投資家に現金を返すことです。

純資産総額が10億円未満の場合には、繰上償還のリスクを伴います。

繰上償還されると投資家にとって2つのデメリットがあります。

① 資産運用の見直しが必要になる。
② 運用益が発生している場合には、課税対象になる。

繰上償還されると資産配分が変わることになるため、見直したり商品を選ぶ必要があります。

また、運用益が発生している場合には課税対象となってしまいます。

もし、NISA口座の枠で購入していた場合には非課税にはなりますが、枠を使ってしまうことになるわけです。

純資産総額が大きくなりすぎた場合

純資産総額が大きくなると、以下のメリットがあります。

① 十分な分散投資が可能
② 経費の割合を抑えられる。
③ 情報公開が積極的に行われる
④ 繰上償還リスクがなくなる

一見すると良いことばかりに見えます。

しかし、あまりに純資産総額が大きくなると、増えた分の株式を購入する必要があります。

その結果、資産配分が変更される場合があります。

例えば、ひふみ投信の場合には2017年2月頃から純資産総額が急増しています。

そして、それまで日本株のみの運用だったのが、 2017年6月度の運用レポートを見ると米国株が入ってきています。

>> ひふみ投信 運用レポート・運用報告書

このように、純資産総額が大きくなりすぎると「意図しない株式を購入せざるを得なくなった」と不安視される要因になることがあります。

まとめ

ここまでの内容から買ってはいけない投資信託の特徴をまとめます。

買ってはいけない投資信託

① 50億円以下である
② 右肩下がりである
③ 短期間で規模が大きくなっている
④ 右肩上がりだが、基準価額が下がっている

純資産総額は、投資信託を購入するときに見るべきポイントの1つになります。

今回の内容が、商品選びのお役に立てたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ではでは、('ω’)ノ

スポンサーリンク