ガートナーのハイプ・サイクルは投資のヒントになるのか?

2020年3月16日投資コラム, 資産運用資産運用, ガートナー, ハイプ・サイクル

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こんにちは、ばらかん(@barakam63)です。

突然ですが、Gartner(ガートナー)という企業をご存知でしょうか?

IT分野に関するリサーチ&アドバイザリ企業で、市場調査や分析、コンサルティング等が主な事業となっています。

このGartner社は年に1回、今後注目すべきテクノロジーを取り上げる「ハイプ・サイクル」というもの公開しています。

このハイプ・サイクルは世界的に注目されていて、IT企業の将来のビジネス展望の1つにもなっています。

そこで今回は、「ハイプ・サイクルを投資のヒントにする」という視点でお話ししたいと思います。

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Gartnerのハイプ・サイクルとは

Gartnerのハイプ・サイクルは、ある特定の技術の期待度や成熟度、市場での採用度を曲線で表しています。

ポイントは期待度や成熟度を5段階のフェーズで分けていることです。

出典:Gartner

ハイプ・サイクルの5段階

ハイプ・サイクルはテクノロジーの期待度と実現度を表すために5段階のフェーズを設けています。

① 黎明期(れいめいき)
② 過度な期待のピーク期
③ 幻滅期
④ 啓蒙活動期
⑤ 生産性の安定期

黎明期

テクノロジーの検証段階でまだ製品として利用できるものはない状態です。

ただし、メディアなどで発表され注目が集まり始める時期です。

過度な期待のピーク期

まだ実用化はできない状態ですが、「〇〇という技術によって生活が一変するかもしれない」と世の中が騒ぎ出します。

アピールも大袈裟です笑

あくまで、「〜かもしれない」というレベルの話で、実際に取り組む企業は少ない状態です。

幻滅期

検証が上手くいかず、期待が薄れていく時期。

企業によっては撤退もし、改善できそうだという場合に限り製品開発が続行されます。

1点注意したいのは、「幻滅期 = 悪い」というイメージを持たないことです。

ハイプ・サイクルに出てくるテクノロジーは将来的に重要になる可能性を秘めているものです。

例えば、2019年に発表された日本におけるハイプ・サイクルではAIやブロックチェーンが幻滅期に位置付けられています。

この話を聞いても「AIはしょぼい」とは思いませんよね?

幻滅期はあくまでも過度な期待とのギャップであることを抑えておきましょう。

啓蒙活動期

幻滅期を乗り越え、テクノロジーが企業にどのようなメリットがあるかが判明してくる時期。

また、さらなる品質向上のために出資する企業が増え始めます。

生産の安定期

テクノロジーの採用が主流になってきて、どこで活用できるかの範囲も明確になる時期。

テクノロジーへの出資の回収も見込める段階になります。

2019年時点のハイプ・サイクル

2019年8月に発表されたハイプ・サイクルを見てみましょう。

出典:Gartner

〇や△は生産の安定期に入るまでにどのぐらいかかるかを表しています。

例えば、自動走行(レベル4)は「市場に安定するまで10年以上かかる」となっています。また、幻滅期に突入していることから当初の想定よりも、検証がうまくいっていないと読み取れます。

5Gであれば期待のピークにあります。さらに、市場に安定するまで2~5年と想定されています。

※日本向けのハイプ・サイクルは別途、発表されています。

>> プレスリリース : ガートナー、「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2019年」を発表

投資のヒントになるのか

では、ハイプ・サイクルが投資で活用できるのかをお話しします。

投資への活用は可能

結論を言うと、投資への活用は可能だと考えています。

例えば、「軽貨物配送ドローン」を見てみましょう。

2019年8月に発表されたハイプ・サイクルでは黎明期にありますが、実際にドローン宅配が米国で成功している事例もあります。

もちろん、黎明期のテクノロジーには今後の課題がありますが、検証成功のようなニュースがあると関連企業への投資を検討してみても良いかと思います。

※ドローン宅配成功の記事はこちらです(外部サイト)

短期投資は難しく、長期戦を覚悟する

ハイプ・サイクルを活用することを考えると、1年間のような短期投資での活用は難しいでしょう。

ハイプ・サイクルに登場するテクノロジーは「生産の安定期まで5~10年かかる」と見込まれているものが多いです。2019年版では最も短くても2~5年です。

そのため、短期的な利益ではなく、長期的な視点かつ余裕資金で投資することが良いかと思います。

最後に

「Gartnerのハイプ・サイクルを投資に活用できるか」についてお話ししました。

今回の内容はIT寄りのお話しになりましたが、わたしは今後もテクノロジーは成長すると信じている派なので、今回のような話をしてみました。

今回の内容が少しでもお役に立てたらうれしいです(^O^)/

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ではでは、('ω’)ノ

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