【資産運用】投資初心者の味方?ドルコスト平均法を解説

2020年5月18日投資の基礎知識,投資信託・ETF,資産運用資産運用,投資信託,ドルコスト平均法

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こんにちは、ばらかん(@barakam63)です

今回は資産運用における投資方法の1つであるドルコスト平均法について解説します。

よく「資産運用はドルコスト平均法で購入するのがおすすめです!」と言われています。

そこでドルコスト平均法について以下のようなことを解説していきます!

●ドルコスト平均法って何?

●どういう商品を買うときに向いている?

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ドルコスト平均法とは

ドルコスト平均法は、一定間隔かつ一定金額で金融商品を購入する手法です。

ドルコスト平均法には以下のような特徴があります。

●日々の値動きを気にしなくて良い

●購入価格を平均化できる

株価の日々の値動きを気にしなくて良い

ドルコスト平均法は「決まった間隔で、決まった金額分だけ金融商品を購入する」という作業を機械的に行うだけです。

株価が上がろうが下がろうが、淡々と決まった間隔、金額で買っていくだけです。

極端に言えば「頭を使う必要がない」ので、初心者の方でもできる投資方法になります。

さらに、投資信託は「毎月〇〇日に××円分購入する(ドルコスト平均法)」という自動積立設定ができるので、最初に設定だけしたらあとはほったらかしでOKです。

購入価格を平均化できる

言葉だけだとよく分からないので、算数の教科書に出てきそうな内容で説明します

日々価格が変動する商品Xがあります。

Aさんは商品Xを6個欲しいので、まとめて6個買おうと思っています。

Bさんも6個欲しいけど、1日2個ずつ購入し、3日かけて集めることにしました。

そして、商品Xは3日間で1000円→800円→900円と推移したとします。

すると、AさんとBさんが商品Xを6個購入するのにかけたお金はそれぞれ、1000×6=6000円と1000×2+800×2+900×2=5400円ですね。

つまり、AさんとBさんが商品Xを1個購入するのにかけた費用は1000円、900円となり、Bさんの方が1個あたりにかけた費用が安くなっているのが分かります。

なぜなら、3日かけて商品Xを6個購入して、購入価格が平均化されたからです

 
 
1日目
2日目
3日目
合計費用 費用/個
商品Xの値段
1000円
800円
900円
Aさん購入数
6個
6000円
1000円
Bさん購入数
2個
2個
2個
5400円
900円

ドルコスト平均法も上の例と同じ原理で、購入価格を平均化することで、「一番高いときに買っちゃたよ~」という状態を回避することができます。

ただし、ドルコスト平均法の場合は一定金額で購入するので、「高いときは少量、安いときに大量に買う」という作業を行うことになります。

ドルコスト平均法の注意点

先ほどの例題では、購入価格を平均化することで1個当たりの価格を安くできましたが、「ドルコスト平均法を使えば安く買えるんだ!!」と勘違いしないようにしてください。

例えば、先ほどの例題で、商品Xの価格が1000円→1100円→1200円と日々上昇したら、Aさんの方が1個当たりの購入価格は安いわけです。

しかし、株価のように日々価格が上下し、暴落による大幅下落も考えられるので、ドルコスト平均法で高値掴みの影響を軽減することが期待できるというだけです。

また、「ドルコスト平均法で時間分散をすればリスクが下がります!」と説明されることが多いですが、ドルコスト平均法でリスクは下がりません。

時間分散の本当の効果については以下の記事で説明しています。

ドルコスト平均法が向いている商品とは

ドルコスト平均法はどのような商品に向いているのか解説します。

ドルコスト平均法は「高値掴みを軽減することが期待できる」と説明しましたが、いくら安く買うことができても、最終的にお金が増えていないと意味ないですよね?

そのため、価格の上下がありつつ、20年、30年と長期的に見ると右肩上がりになるような商品がドルコスト平均法に向いています。

上記のような特徴を持つ金融商品の1つに株式があり、投資信託であれば初心者でも簡単に株式に投資できるようになっています。

特に、全世界株式や先進国株式、米国株式に投資をするような投資信託は、ドルコスト平均法が向いている代表的な商品です。

投資信託については以下の記事で解説しているので併せてご覧ください。

まとめ

ここまで、ドルコスト平均法についてお話ししてきました。

以下、まとめになります。

まとめ

●一定間隔かつ一定金額で機械的に購入する投資方法

●日々の値動きを気にしなくてできる

●購入価格を平均化し、高値掴みの影響を軽減することが期待できる

●ドルコスト平均法には投資信託が向いている

ドルコスト平均法を使うには長期の運用期間が必要になりますが、将来への資産形成を考えている方はぜひ検討してみてください。

以下の記事ではドルコスト平均法の購入間隔によるシミュレーションを行っています。

資産運用を書籍等で勉強したという方は以下の記事で紹介している書籍がおすすめです(Prime会員なら無料)。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ではでは、('ω’)ノ

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